現金派とキャッシュレス派とで論争になることがしばしばある。現金派の言い分もキャッシュレス派の言い分も納得できる部分がそれぞれあるが、それでもキャッシュレスの方が良いと私は考える。
現金のメリット
現金のメリットとしては3点を挙げることができる。
・使いすぎの防止：最も大きいメリットはこれだ。クレジットカードをはじめとしたキャッシュレスではいくら使ったか分からないから多く使ってしまうと考えられることが多い。
・災害時にも使える：災害で電気系統に影響が出た場合、キャッシュレスのサービスが使うことができなくなる。その場合、現金のみしか使うことができない。
・個人情報漏洩の心配がない：昨今、個人情報が漏洩したというニュースを多く目にする。情報漏洩を不安視する個人は現金を使用するだろう。
現金のデメリット
現金派のデメリットは3点挙げられる。
・ポイント還元がない：これが最も大きなデメリットだ。現金の場合、キャッシュレス払いで得られるはずだったポイント得ることができない。金銭的な損をしてしまう。
・履歴を確認することが手間：家計簿を用いて支出の管理をする場合、いちいち面倒である。
・持ち運びが不便：特に小銭が多い場合、重くなってしまう。
キャッシュレスのメリット
キャッシュレスのメリットは3点挙げられる。
・ポイント還元：最も大きなメリットはこれだ。キャッシュレスの各社が利用者増加の施策を多く展開しており、それぞれの店ごとに最適な支払い方法を選択すれば多くのポイントを得ることができる。
・支払い時間の短縮：レジにて小銭をじゃらじゃらしている客を見たことがあるだろう。ポイントももらえないし、支払いにも時間がかるしで踏んだり蹴ったりだと思ってしまう。
・支出に管理がしやすい：アプリと連携することで手間をかけることなく支出管理をすることができる
キャッシュレスのデメリット
キャッシュレスのデメリットは3点挙げられる。
・不正利用の可能性：私も経験済みだ。契約していないサブスクのサービスの請求が私のクレジットカードにされた。気づいてすぐにカスタマーサービスに電話したが、たらい回しにされた。結局は返金は諦め、クレジットカードを作り直すこととなった。
・使いすぎ：現金に比べてお金の重みを感じにくいため、ついつい使いすぎてしまう心配がある。
・通信障害時に使えない：通信障害の問題が起こった場合にはキャッシュレス決済が難しくなる。
キャッシュレスのメリットが勝る
節約する上ではキャッシュレスが必要不可欠だ。たしかに現金よりも使いすぎてしまうという懸念があるが、キャッシュレス決済の支払い状況をまとめて反映することができるアプリが登場したりするなどキャッシュレスの心配事項が薄くなりつつある。加えて、ポイント還元が充実し始めていることもあって節約におけるキャッシュレスの優位性がますます高まっている。もちろん、不正利用にも十分注意してほしい。
